杜氏という職。

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お元気様です。

管理人keiです。随分ご無沙汰のUPになります...。

前記事は、小仕込みの会の告知でしたね。

いやホント、小仕込みの会主催にきき酒会に多数ご来場頂き、今更ながらありがとうございました。

消費者様達のたくさんのお声が聞けて、大変勉強になりました。また沢山の笑顔を

頂き、重ねてお礼申しあげます。ありがとうございました。

 

さて、最近随分と冬らしい気候になり、お酒造りもますます本格化して参りました。

この時期の風物詩とも言える、にごり酒の出荷も始まりいよいよ吟醸搾りに向かって行きます。

 

お酒の仕込みと言えば、蔵元が杜氏を雇い、蔵人を使ってお酒を仕込む。

こんな当たり前のコトなのですが、このコトの重みを少し今日はお話させてもらいます。

 

皆さんの中で店頭に並んでるお酒を見てどんな風に造って、どんな人が造ってとかなかなか考え難いと思います。

それよりも、このお酒は、甘いの辛いの?生酛?山廃?売れてるの?とかそっちがメインになりますよね。これってごく当たり前のコトなのです。

自分でお金を出して、美味しいモノを呑みたい!って購入して頂けるのであって、お好みに合った

味のお酒を探してもらう。当然のことですね。

 

 

 

IMG_9597_1.JPG しかし、お酒造り芸術品で嗜好品なのです。

杜氏が織りなす芸術。杜氏の意思が酒に伝わる...。

職人の手を伝ってモノを造ると、おのずとモノには職人の思いが伝わり

それがお酒の場合は味に出る。

 

IMG_9600.JPGのサムネール画像 

 と、言うことは思いなしにはお酒は醸せないのです。

杜氏と言えば、蔵人を使いエライさんみたいなイメージがあるのですが、

その会社の命運を背負って一冬お酒を仕込むのです。

そして、一本目のタンク失敗したから、次のタンク頑張ろう...とかも、一切通用しないのです。

お酒を仕込んでから、搾るまでおよそ一か月ぐらい。結果が出るまで時間がかかります。

その間もドンドン仕込みは進んできます。

 

IMG_9613.JPG あっ!これはイカン!って気付いた時には、すでに遅いのです...。

結果が出るまで時間を要し、その間は自分の信じたコト、経験してきたコト

醪(モロミ)の経過を見ながら、ひたすら進めて行きます。

熟練の腕の見せ所です。

結果が出てないのに、前に進む...非常にプレッシャーなことです。

しかも会社、一企業の命運を握る。何人かの社員もろとも食いぶちを賄う。

 

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 これ以上ないプレッシャーの中、酒造りの一切の責任を持つのが杜氏なのです。

弊社杜氏も、22by(2010年)より、石田敬三杜氏となり。齢31歳にして杜氏として

松瀬酒造の軸となってそのプレッシャーから胃を痛めながらの酒造り...。

 

しかし、日本酒には「和醸良酒」と言う言葉があります。

これは、蔵人との和。この和が旨く行かないと良き酒は醸せない。

もちろん蔵人の中では最年少。年輩の蔵人達のムードメーカーとなり

常に大らかに、時に厳しく杜氏としての言葉を発する。

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なれあいだけでは、良き酒は醸せないことを誰よりも理解しているのが、石田杜氏である。

私が松瀬酒造に勤務し始めて5年。ずっと石田杜氏の背中を見てきました。

とてもじゃないが、常人の域を超えていると最近思うようになってきた。

日本酒に対しての情熱が半端ないのです。

入社したての私に、「酒造ろうって人はだいたい変な人が多いよ。まぁ俺もだいぶ変やけど...」

って言われた一言、その頃は石田杜氏のコトをそんな風に思わなかったが、今なら思える。(ワラ)

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それはやはり日本酒に対しての向きあい方。自分の思いを酒に写す情熱を

感じられるようになったからであり、ずっと背中を見てきたから思えるコトである。

その根元にあるものは、単純に旨い酒が呑みたいと言うコト。

自分が呑んで旨いと思える酒を造る。それを呑んだ皆様(お客様)が旨いと思う。

それが理想であり、決して流行りに流されず自分達の酒造りを常に心掛ける。

そんな考え方の石田杜氏を尊敬してやまない今日この頃。

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普段何気なく呑んで頂いているお酒。松の司に限らずですが、常に杜氏が居て

その杜氏の思いが必ず入っているのが日本酒なのです。

そんな背景まで考えて、呑んで頂くと...

ほら、今呑んで頂いている「松の司」の味が少しおいしく感じられませんか??

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そして、今日また杜氏の思いが詰まったお酒が搾られて行くのです...。

 

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IMG_9630.JPG長文になってしまいましたが、この記事を読んで頂いて日本酒の本質を少しでも

感じでもらえて、また日本酒も呑んでみようか...なんて思って頂けると幸いです。

 

長々と失礼いたしました。最後まで読んで頂いて感謝の一言に尽きます。

                                            管理人kei.

 

 

 

コメント(2)

 てるきんことヒトミワイナリーのワインアドヴァイザーMです。
 先日来社された石田杜氏とゆっくりお話しでき、その人柄・熱意・探究心に感銘を受けました。
 こういう立派な人が杜氏となって松の司を支えている姿がこのブログに良く描かれており思わずコメントしました。
 この間お話しした「共存共栄」「和醸良酒」は日本酒・ワイン共通のキーワードですね!
 また年明けにお伺いします!

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