2022-05-17
こんにちは蔵人 原です。
先日行われた兵主大社さんでの5月用の写真撮影の様子をお伝えします。
まずは5月上旬《立夏》の撮影から。
【軸】
蒲生氏郷 筆の和歌短冊「あやめ草」
【床】
五月人形(有職御雛京人形 松屋 謹製)、短刀(安土桃山時代)、
山野草(タンチョウソウ・フタバアオイ)
【器】
朽木 片口
【料理】
鮒寿司、湖華舞 つやこフロマージュ(古株牧場)
【酒】
松の司 産土
五月の節句のしつらえです。
立派な鎧武者にお酒が一升入る片口。昔はこんな大きな片口で注ぎつ注がれつお祝いをしたのでしょうか・・・お酒好きにはたまりませんね。
そして今回は竜王町の古株牧場さんのチーズや、同じ蒲生郡にある日野町ゆかりの蒲生氏郷の軸などなかなか地域性の強いコラボレーションでした。
湖東焼の火鉢に入ったタンチョウソウのすっと伸びた花茎に小さな白い花つけた姿も美しいです。
続きまして5月下旬《小満》の撮影です。
【絵】
野口謙蔵 作「あやめ」
【床】
山野草(岩そてつ)、朽木盆に山菜
【器】
湖東焼 段重、薩摩切子
【料理】
山菜天ぷら、春のいろどりちらし寿司、こごみのおひたし など
【酒】
松の司 純米吟醸 あらばしり
こちらは段重に山菜たっぷりの春らしいお料理が並びます。
時代ものの朽木盆と山菜たちの野趣あふれる姿と色彩はとてもマッチしていました。そこに添えられた薩摩切子と「あらばしり」のボトル、どちらも涼しげです。
自然光もしっかりと入る場所での撮影はなかなか難しそうでしたね。
今回の撮影もどのような仕上がりになったのか。完成写真を楽しみにお待ちください。
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