ポテトサラダ・
柚子胡椒の香りwith 松の司 純米吟醸
シンプルな素材でつくるポテトサラダ。
アクセントに加えた柚子胡椒の香りが際立ちます。
材 料（2人前）
| じゃがいも | 小３つor中２つ |
| 玉ねぎ | 小1/4個 |
| 塩 | 適量 |
| 豆乳 | 大さじ１と１/２ |
| 酢 | 小さじ１ |
| エキストラバージンオリーブオイル | 小さじ１ |
| 柚子胡椒 | 少々 |
| 塩 | 適量 |
作り方
- 1.じゃがいもはよく洗い、芽があれば取り除き、皮付きのまま丸ごと蒸す（20～30分程度）。
- 2.蒸している間にその他の材料を準備する。玉ねぎは繊維に沿って薄くスライスし、全体に塩をまぶして5分ほど置く。しんなりしたらよく絞って水に晒す。
- 3.豆乳ドレッシングを作る。豆乳に酢を加えて軽く混ぜる。分離したらオリーブオイルを入れてよく混ぜ、全体がしっかり混ざったら柚子胡椒を加えて塩で味を整える（少し濃くてよい）。
- 4.1のじゃがいもにお箸を刺してみてスッと通ったら火を止める。蒸し上がったら熱いうちに皮をむく。
- 5.熱々のうちに2の玉ねぎをよく絞って加え、木べらで軽くじゃがいもをつぶしながら混ぜる。
※熱々のじゃがいもと混ぜることで玉ねぎ特有の臭みを飛ばします。 - 6.3を加えて全体に馴染むように混ぜ、塩と柚子胡椒で味を調整し、器に盛ったらできあがり。お好みで柚子胡椒を添えて下さい。
コツ・ポイント
- ①おいしい素材・調味料を使う
- 今回のレシピは本当にシンプル。シンプルであるほど素材で味が決まります。おいしい素材と調味料を使えばよほどのことがない限りおいしいものができます。今回は調味料として飯尾醸造さんの富士酢、自家製の柚子胡椒、オーガニックのエクストラバージンオリーブオイルを使っています。オリーブオイルは調味料。オリーブオイルの質によって味が大きく左右されると言っても過言ではありません。
- ②季節の具材を使う
- 今回は玉ねぎを使用しましたが、季節によってきゅうり・豆・人参などを加えるのもおすすめです。
- ③蒸して旨味と栄養を閉じ込める
- 茹でずに蒸すことで栄養や旨味を逃がしません。今回は皮を取り除いていますが、剥かずにそのまま混ぜ込んでも問題ありません。さつまいもや里芋なども蒸して調理すると皮も剥きやすくておすすめです。
※芋類は蒸すのに時間がかかるためお湯が蒸発してなくならないように適宜お湯を足して下さい。
フードスタイリング担当
木下実験室さんからのコメント
- 木下実験室より：
- 今回のお酒”松の司 純米吟醸”の印象はおだやかな甘みと軽い渋みから繋がる長い余韻。
- そこに合わせたのが”豆乳ポテトサラダ・柚子胡椒の香り”。
純米吟醸は冷やではなく常温で合わせることを強くおすすめします。
純米吟醸のおだやかでやわらかな甘みがポテトサラダのぽってりした感じとよく馴染み、軽い渋みが柚子胡椒の香りと合わさり心地よい余韻が楽しめます。 - 今回のポテトサラダは具が玉ねぎだけという非常にベーシックなレシピ。
丸ごと蒸して旨味を閉じ込めたじゃがいもは、ホクホク感を残しつつ、豆乳ドレッシングとよく馴染ませてポテっとなめらかで丸い感じに仕上げ、純米吟醸のやわらかい甘みと合わせています。 - 使用したじゃがいもは、ノーザンルビー、タワラヨーデル、アンデスレッドの3種。ノーザンルビーのほんのりピンクがかった色味、タワラヨーデルのホクホク感と美しい黄金色、アンデスレッドの甘みを生かしたポテトサラダになっています。じゃがいもは品種によって質感や味も様々。ホクホク系であればどんなじゃがいもでもおいしいポテトサラダになるのでいろいろな品種で試して自分だけのポテトサラダを作って下さい。豆乳ドレッシングはお豆腐屋さんの豆乳を使うと仕上がりが濃厚で乳化も楽です。
- アクセントになっているのが柚子胡椒。純米吟醸の軽い渋みと合わさることでお互いを引き立て合い、心地のよい余韻が残ります。動画ではかなりたっぷりの柚子胡椒を加えていますが、それは自家製の辛くない柚子胡椒を使っているため。市販のものを使う場合は味見しながら加減して下さい。
また今回は純米吟醸に合わせて柚子胡椒を加えていますが、合わせるお酒によってはマスタードやブラックペッパー、ディルやパセリなど加えればポテトサラダだけで幅広いお酒を楽しむことが出来ます。
- ＜木下実験室さんのプロフィール＞
- 食べることで自分も景色の一部になる、今の畑の景色をそのままつめこんだヴィーガン無国籍料理。主役になるのは自家製テンペと、土にびわこにやさしい方法で育てられたお米や大豆や野菜と畑の傍らで自由に育つ野草たち。食べると細胞たちが静かに騒ぎ出し、なんだか鼻唄を歌いたくなる、そんなごはんを目指して作っています。
- ●木下実験室さんのfacebookページ
●木下実験室さんのInstagram
- SPECIAL THANKS to Local Organic Farmers
- ○タワラヨーデル（じゃがいも）—近江園田ふぁーむさん（滋賀県／近江八幡）
○アンデスレッド・ノーザンルビー（じゃがいも）—小林ファームさん（滋賀県／近江八幡）
○万願寺唐辛子（柚子胡椒に使用）—野菜と旅するさん（滋賀県／東近江市）
○豆乳…あやべとうふ店さん（滋賀県／長浜）
（赤玉ねぎは木下実験室、柚子は叔母より提供）
- 今回のお酒松の司 純米吟醸
- 松の司らしい繊細なバランスが感じられるスタンダード純米吟醸。
- 香りはメロンや瓜系の果実のニュアンスとともにお米っぽいやわらかさも感じます。
- 口に含むと甘みが広がり、仕込水の個性も相まって最初はおだやかで丸い印象。後半に感じる軽い渋みと硬質感が全体を引き締め、芯の通った味わいと長い余韻が楽しめます。
- 素材の味を引き立てるお酒なので、少し冷やしてから、軽く昆布締めした白身のお刺身やあっさり冷しゃぶなどと楽しむのも良し。天ぷらなどをお塩で召し上がる時にも好相性です。
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